■オシレータ系データ
ストキャスティクス 【ストキャスティクス】【Stochastics】
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考案者:ジョージ・レーン氏
過去の一定期間の高値・安値に対し、
当日終値がどの位置にあるかを数値化して比較する指標です。
[%K]、[%D]、[%SD]の3本のラインを使い、株価推移を判断します。
一般的には、[%K]と[%D]を使ったクロス判定はFastストキャスティクスと呼ばれ、[%D]と[%SD]を使ったクロス判定はSlowストキャスティクスと呼ばれています。
3本のラインは0%〜100%の範囲で推移します。
[%K]の計算期間は9日がよく用いられます。
[%D]と[%SD]の合計期間は3日がよく用いられます。
[%D]の判定の目安は75%以上で買われ過ぎ、25%以下で売られ過ぎとなります。
■計算方法
([%K]の計算期間を9日、[%D]と[%SD]の合計期間をそれぞれ3日とした場合)
●%K = (( C − L9 ) ÷ ( H9 − L9 )) × 100
●%D = ( H3 ÷ L3 ) × 100
●%SD = %Dの3日移動平均
●C = 当日終値
●L9 = 過去9日間の最安値
●H9 = 過去9日間の最高値
●H3 = ( C − L9 ) の3日間合計
●L3 = ( H9 − L9 ) の3日間合計
■考え方
●シグナル1
[%K]と[%D]が25%以下で、[%K]が[%D]を下から上に突き抜ければ買い。
●シグナル2
[%K]と[%D]が75%以上で、[%K]が[%D]を上から下に突き抜ければ売り。
●転換点
[%K]と[%D]、または[%D]と[%SD]のクロス。
[%K]と[%D]、または[%D]と[%SD]のクロス。
●注意点
1回目のシグナルはダマシである場合が多いと言われています。そのため、2回目以降のシグナルから使う方法が一般的とされています。