株システムトレードソフトイザナミ

相場情報の使い方

相場情報とは、特定銘柄がある条件に一致したことを、売買ルールの仕掛けや手仕舞い条件に組み込むことができる機能です。

<設定例>
【日経平均の[終値]が、[移動平均(終値)(25日)]を上回ったら仕掛ける】

相場情報の概要

相場情報を有効にする手順

画面説明

基本設定

対象銘柄

集計条件

相場情報の作成方法

売買ルールの「仕掛け条件/手仕舞い条件」への利用方法

集計結果画面

関連リンク

相場情報の概要

相場情報では、特定銘柄がある条件に一致した場合に「集計値」を加算します。そして「集計値」の大きさを判定する条件を、売買ルールの仕掛けや手仕舞い条件に組み入れて相場判定を行うことができます。

※「集計値」とは、プログラミングの考え方になりますが、ある条件に一致したときに集計していく変数の単位で、1日単位の時系列データとして集計されます。集計パレット内で加算する値の単位をいくつに設定するかは、自由に決めることができます。

<参考例>
・前日比率-10%なら「1」
・前日比率-20%なら「2」

※相場判定ルールの作成にあたっては、「集計値」を設定する以外に、集計対象の銘柄の数を計算する「集計銘柄数」や「集計銘柄率」を使った設定方法があります。
「集計銘柄数」や「集計銘柄率」を使った設定の方が直感的に分かりやすいと思われますので、よろしければこちらの設定方法を一度お試しください。

相場情報を有効にする手順

バックテスト「オプション設定」で「相場情報を作る」を有効にします。

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

画面説明

各ルールごとに、設定保存や読み込みを行うことができます。

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

項目 詳細
読み込み 相場情報ルール単体の設定ファイル(.rle)を読み込みます。

※バックテスト全体の設定ファイル(.str)を読み込む場合

バックテスト画面左上の「設定の読み込み(ファイル)」からを読み込みます。
保存 相場情報ルール単体の設定ファイル(.rle)を保存します。

※バックテスト全体の設定ファイル(.str)を保存する場合

バックテスト画面左上の「設定の保存」をクリックします。
上移動 選択する相場情報を1つ上へ移動します。
下移動 選択する相場情報を1つ下へ移動します。
相場情報リスト 相場情報の一覧です。
チェックを入れている売買ルールが検証対象です。
検証は、リストの上から順番に行います。

ダブルクリックで、名称変更が可能です。
追加 相場情報を新規追加します。
コピー 選択する相場情報をコピーします。
削除 選択する相場情報を削除します。

各ルールごとの設定ファイルは、売買ルールAに使っていた相場情報ルールのみ、売買ルールBに追加したいといったケースで使うのが効果的です。

(※日々の運用では、バックテスト(.str)や最適分散投資(.opt)といった全体の設定が入ったファイルを使うのが便利です)

設定ファイルの詳細は、こちらをご覧ください。

「FAQ イザナミの設定ファイルにはどのような種類がありますか?」

ショートカットキー

キー 詳細
Deleteキー 選択している売買ルールを削除します。

基本設定

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

項目 詳細
検証期間 対象期間を設定します。
株価の低い銘柄は
集計しない
株価が指定値よりも小さい銘柄を除きます。
株価の高い銘柄は
集計しない
株価が指定値よりも大きい銘柄を除きます。
売買代金の少ない
場合は集計しない
出来高の少ない銘柄を除きます。

対象銘柄設定

集計対象とする銘柄を選択します。

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

詳細はバックテスト設定画面の対象銘柄設定をご覧ください。

集計条件

集計条件をパレットで設定します。

詳細はパレットの使い方をご覧ください。

相場情報の作成方法

基本的な操作はバックテストの仕掛け条件を設定する手順と同じです。

例として、次の条件の設定手順を見ていきましょう。

<設定例>
【日経平均の[終値]が、[移動平均(終値)(25日)]を上回ったら仕掛ける】

(1)「相場情報を作る」で、対象銘柄を「日経平均株価」のみに設定します。

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

(2)「集計条件」で条件パレットを設定し、下記の条件を設定します。

【[終値]が、[移動平均(終値)(25日)]を上回ったら仕掛ける】

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

(3)下記画像のように、条件パレットの横に[青矢印(はい)]を設定し、[集計パレット]を追加して【集計値に[1]を加算する】と設定します。

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

※「集計値」は、ある条件に一致したときに集計していく変数の単位になります。「集計値」は[5]や[10]に設定することも可能ですが、「集計銘柄数」と同じ[1]と設定した方が直感的に分かりやすい設定内容になります。

2つの相場情報ルールを組み合わせたい場合は、1つの相場情報ルール内で2つの集計パレットを設定するのではなく、相場情報ルール自体を2つ設定し、売買ルールの条件パレットにそれぞれ設定する方法がお勧めです。

売買ルールの「仕掛け条件/手仕舞い条件」への利用方法

売買ルールの仕掛け条件(あるいは手仕舞い条件)に相場情報ルールを組み入れる場合は、仕掛け条件(あるいは手仕舞い条件)の条件パレット「選択」「特殊データ」から相場情報データを組み入れていきます。

「売買ルールを作る」「仕掛け」で条件パレットを設定し、「特殊データ」「種類」で「相場情報」を選択して下記画像のように「集計した銘柄数」で設定します。

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

以上で【[終値]が、[移動平均(終値)(25日)]を上回ったら仕掛ける】という相場判定ルールを組み込んだ仕掛け条件が完成です。

「特殊データ」「種類」「相場情報」では、次のようなデータを選択することができます。

「画面解説」

項目 詳細
種類 「相場情報」を選択します。
名称 利用する相場情報を選択します。
データ 利用するデータを選択します。

「データ詳細」

内容 詳細
集計した銘柄数 集計条件に一致した銘柄数です。
集計した銘柄数の
期間平均
集計条件に一致した銘柄数の期間平均です。
集計した銘柄数の
期間最小
集計条件に一致した銘柄数の期間内最小の数です。
集計した銘柄数の
期間最大
集計条件に一致した銘柄数の期間内最大の数です。
集計した銘柄数の
期間平均倍率
集計条件に一致した銘柄数の期間平均の倍率です。
集計した銘柄率 集計条件に一致した銘柄割合を0〜100で表します。
集計した銘柄率の
期間平均
集計条件に一致した銘柄割合を0〜100で表した銘柄率の期間平均です。
集計した銘柄率の
期間最小
集計条件に一致した銘柄割合を0〜100で表した銘柄率の期間内最小の数です。
集計した銘柄率の
期間最大
集計条件に一致した銘柄割合を0〜100で表した銘柄率の期間最大です。
集計値 集計値です。

集計パレットの加算値の変更がなければ、「集計した銘柄数」と同じ値です。
集計値の
期間平均
集計値の期間平均です。
集計値の
期間最小
集計値の期間内最小の数です。
集計値の
期間最大
集計値の期間内最大の数です。
集計しなかった
銘柄数
集計条件に一致しなかった銘柄数です。
集計しなかった
銘柄数の
期間平均
集計条件に一致しなかった銘柄数の期間平均です。
集計しなかった
銘柄数の
期間最小
集計条件に一致しなかった銘柄数の期間内最小の数です。
集計しなかった
銘柄数の
期間最大
集計条件に一致しなかった銘柄数の期間内最大の数です。
集計対象の
銘柄数
相場情報の基本条件に一致した銘柄数です。
集計対象の
銘柄数の
期間平均
相場情報の基本条件に一致した銘柄数の期間平均です。
集計対象の
銘柄数の
期間最小
相場情報の基本条件に一致した銘柄数の期間内最小の数です。
集計対象の
銘柄数の
期間最大
相場情報の基本条件に一致した銘柄数の期間内最大の数です。

集計結果画面

バックテストを実行すると、相場情報が作成されます。結果概要表示で集計結果を確認できます。

概要レポート

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

項目 詳細
相場情報の名称 名称です。
集計処理時間 集計にかかった時間です。
集計期間 集計対象となった期間です。

集計情報

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

「画面右上のBOXの詳細」

項目 詳細
集計銘柄 条件に一致した銘柄データを表示します。
集計値 集計値データを表示します。集計パレットで加算値を変更していない場合、集計銘柄数と同じ値になります。
集計しなかった銘柄 条件に一致しなかった銘柄データを表示します。
集計判定しなかった
銘柄
基本条件で除外した銘柄データを表示します。

「画面解説」

項目 詳細
カーソル位置情報 マウスカーソルの合っている位置情報です。
集計グラフ 画面右上のBOXの設定による棒グラフです。
選択位置情報 選択した位置情報です。
選択した日の
銘柄リスト
選択した日の銘柄一覧です。
表示指標 選択した日の銘柄リストで表示する指標です。

関連リンク

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