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公認売買ルール一覧公認基準について
公認基準について
「ユーザーの方が、安心して売買ルールを購入できる環境作りをする。」
こうした考えを基に、売買ルールの公認基準は、次のような内容で構成されております。
単利運用であること
実際の運用は複利運用でも構いませんが、検証段階では単利運用である必要があります。
売り建ての売買ルールは以下の点を意識して作成してあること
・売り禁制度:
 特定状況下で発動される売り禁は、新規の空売りを一時的に禁止します。
 これにより、検証された売買戦略が実際の市場で適用不可能になることがあります。
・市場流動性:
 特に流動性の低い銘柄では、売り建て注文の成立が難しく、検証結果と実取引の間に差異が生じる可能性があります。

上記の影響により実際に取引できない銘柄が出てくる可能性があるため、検証結果と実際の取引結果との間に差異が生じやすい状況です。
出来高の大きい銘柄を対象にする/1銘柄投入額を抑えるなど現実と検証結果を比較して成績がブレにくい仕組みを意識して作成してください。
バックテストの対象銘柄を指定しないこと
(例)
○東証プライム銘柄を対象
○東証グロース銘柄を対象
×ある時期の一定条件に一致した銘柄のみを対象

「過去検証結果が良いから」という理由で対象銘柄を選定した場合は公認対象とはなりません。
株価が50円未満の場合は仕掛けないこと
意図的に低位株を対象とした売買ルールの場合は、株価50円未満で仕掛けても問題ありません。
ただしその場合は、「低位株を狙った売買ルールである」ことを明記してください。
売買代金の少ない銘柄を考慮に入れていること
(例1)売買代金の15日間平均が、5億円以下の場合には仕掛けないこと
(例2)過去15日間に売買代金が、5,000万円以下の日が存在する銘柄には仕掛けないこと
 なるべく1億円以上が望ましいです。

意図的に売買代金の少ない銘柄を狙う場合、なぜ売買代金が少ない銘柄を狙うのかの理由を明記してください。
Stop高/Stop安で取引できない場合を考慮に入れていること
仕掛け条件は、できるだけシンプルな条件で構成されていること
条件設定が多過ぎる売買ルールは、統計的価値が望めない場合があり、公認できないことがあります。
手仕舞い条件は、以下の手法に属していること、あるいは応用していること
 ・建値からの固定幅ブレイク
 ・保有日数で手仕舞い
 ・トレイリングストップ

テクニカル指標を使った手仕舞い条件の場合は、その手法が合理的だと思える場合にのみ公認します。
執行条件に逆指値を使っている場合は、0.30%から0.50%程度のスリッページ負荷をかけること
「保有期間に制限が無い」または「保有期間が無意味に長くなり過ぎる」等の手仕舞い条件ではないこと
保有期間が長過ぎる場合、株価の動きが多岐に渡って統計的価値のある検証が困難になる恐れがあります。
最大保有期間として許容できる日数は、25日間程度が目安だとお考えください。
なるべく「保有期間は10日以下」とするのが望ましいです。

中長期戦略など、長期保有が前提になる戦略の場合は、その旨を明記してください。
条件を多少変更しても、検証結果が大きくぶれないこと
最適分散投資の出来高制限が、1%以下の設定になっていること
1取引当たりの期待値が小さすぎないこと。(0.5%以上が目安)
取引回数を非常に多くすることで利益を積み上げるコンセプトの場合は、期待値(円)は小さくても公認対象となりますので、その旨明記してください。
成績を良く見せるためのトリックを使っていないこと
(例1)
ドローダウンが大きいにも関わらず、少ない資金で高いレバレッジになっている。
ドローダウンが大きい場合は、以下の対応がなされているのが普通です。
 1.レバレッジを減らす、あるいは無くすことで、ドローダウンを抑える。
 2.市場投入量は変更せずに、総資金量を増やす。

実運用を想定した検証手順は、
 1.レバレッジ無しで検証する。
 2.ドローダウンが小さければ、レバレッジをかけてパフォーマンスを上げる。
 3.ドローダウンが大きければ、市場投入量を変更せずに総資金量を増やしてドローダウンを下げる。
少ない資金で高いレバレッジの場合、利回りが表面的に良く見えるので要注意です。

(例2)
取引回数を減らすことで勝率を上げた売買ルールで、勝ち取引が多いことを前提に、市場投入資金を増やして成績を良く見せている。
高い勝率を前提として、敗けを想定していないような資金管理は、実運用で敗けが続くとすぐにやられる恐れがあるため、敗けたときの想定がきちんとできている売買ルールが、実運用に耐え得る売買ルールと言えます。
勝率は、取引単位で50%程度、月単位で65%以上、半期単位で75%以上、年単位で100%というのが理想的であると考えます。
取引単位で勝率が高い売買ルールは、仕掛け条件を少し緩くして取引回数を増やすとやられる恐れがあります。
検証期間は戦略のコンセプトに合わせること
公認審査では過去成績より直近成績を評価します。
より現状に近い市場トレンドに適応し、今後の経済状況を想定したコンセプトや内容を重視します。
そのため必ずしも2000年からの検証結果でなくても結構です。

検証開始日の例です。
・アベノミクス(2013年)以降
・コロナショック(2020年)以降
・直近3年
・直近1年
・直近半年
など
運用停止基準/再開基準を明記すること
戦略のコンセプトに合わせて、どのような状況下では運用を停止/再開すべきか、明記してください。
運用しやすい低ドローダウン/低資金用の資金設定も用意すること
評価基準となる標準の資金設定以外に、利用者がテスト運用するための設定もご用意ください。
戦略の評価について
公認時に弊社視点での評価を提供します。
・過去成績より直近成績の評価を重視します。
 最新の市場トレンドに適応し、変動する経済状況に対応したルールを評価する方向で確認します。
・革新的なアイデアや独創的なコンセプトをより高く評価します。
 市場の変動や新しいトレンドに適応する革新的なアプローチを通じて、長期的な成功への道を切り開くことを目指します。
・ドローダウンの小ささを重視しすぎず、より高い利回りを目指す戦略も評価します。
 大きなドローダウンが発生するとしても、適切な資金管理方法を用いれるように解説や説明があれば有効な戦略とみなします。

【売買ルール開発者の方へ】
上記の内容はあくまでガイドラインとなります。
弊社の疑問点について、理由を説明して頂ければ、柔軟に対応しますのでご安心ください。

「ユーザー保護がきちんと考えられた売買ルールであること」
「実運用が想定された売買ルールであること」

が重要な要素となります。

弊社では、ユーザーが「買って良かった」「この品質なら、この値段にお金を払っても納得だ」と心から思えるような製品を提供することを心掛けております。
販売目的で公認審査へお申込みされる売買ルールは、自分が運用することを前提とした「売るのが惜しい」と思うくらいのこだわりを持った製品を熱望します。

公認審査へお申込みされる前に、上記の点を考慮した上で申請くださいますようお願いします。

【改訂履歴】
■2024.02.14 (Ver2.0)
・売り建てルールも公認対象になりました。
 買い建てルールよりも現実と検証結果を比較して成績がブレにくい仕組みを意識して作成して頂く必要があります。
・対象銘柄の参考例にあった「東証1部銘柄を対象」「マザーズ銘柄を対象」という部分を「東証プライム銘柄を対象」「東証グロース銘柄を対象」に変更しました。
・意図的に売買代金の少ない銘柄を狙う場合、理由を記述する必要がある旨が追加されました。
・「1取引当たりの期待値が小さすぎないこと。(0.5%以上が目安)」という記述が追加されました。
 低期待値&取引回数で稼ぐコンセプトの場合、この項目は対象外となる旨も追加されています。
・「検証期間は戦略のコンセプトに合わせる」という記述が追加されました。
 長期間の過去成績に捕らわれず、直近/将来に向けたよい戦略が世に出やすくすることを目的にしています。
・「運用停止基準/再開基準」明記についての記述が追加されました
・「運用しやすい低ドローダウン/低資金用の資金設定も用意すること」が追加されました
・戦略評価の視点についての記述が追加されました

■2010.01.01 (Ver1.0)
初版発行
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