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イザナミを指定の引数をつけたコマンドラインで起動することによって検証を自動化することができます。
コマンドラインで動作させるには、コマンドプロンプト(DOS窓)から実行、またはバッチファイル(*.bat)に記述して実行する方法があります。
詳しくはリンク先の解説をご覧ください。
コマンドラインの理解が難しい場合は、ワンクリック一括修正支援ツールの利用もご検討下さい。
エクセルで必要な情報を入力し「イザナミでシグナル出し」ボタンを押すことで、ここで解説している機能を利用して自動検証を行うことが可能です。
● コマンド表
● バッチファイル例
● 解説 /run
● 解説 /stp
● 解説 /vi
● 解説 /vit
● 解説 /kt
● 解説 /kep
● 解説 /upd
● 解説 /lst
● 解説 /cs
コマンド表
izaneo.exeの後ろに記述するコマンドです。
izaneo.exeは通常「c:\C:\Program Files (x86)\izaneo」フォルダ、もしくは「c:\C:\Program
Files\izaneo」にインストールされています。
コマンド | 機能説明/構文 |
---|---|
/run | バックテストと最適分散投資を実行し、検証結果CSVを指定フォルダに出力します。 ■構文 izaneo.exe /run <バックテスト設定ファイル(*.str)> <最適分散投資設定ファイル(*.opt)> <出力先フォルダ> [オプション:出力CSV指定] |
/check | バックテストと最適分散投資を実行し、検証結果CSVを指定フォルダに出力します。 指定日以降の株価が存在する場合のみ実行します。 ※/runと併用して利用します ■構文 /check <日付YYYYMMDD> |
/savgrp | 検証結果を保存する保存グループ名を指定します。 保存グループ名が存在しない場合自動的に作成されます。 この指定がない場合検証結果は保存されません。 このオプションではディスクの空き容量のチェックは行いませんので、イザナミの設定データフォルダのあるドライブに十分な空き容量があることを確認の上ご利用下さい。 ※/runと併用して利用します ■構文 /savgrp <保存グループ名> |
/stp | 最適分散投資で利用する仕掛け禁止リスト(*.stp)を指定します。 ※/runと併用して利用します ■構文 /stp <仕掛け禁止銘柄リスト(*.stp)> |
/vi | 株価データの仮想インストールを行います。 ※/runと併用して利用します ■構文 /vi <csvファイル(*.csv)> |
/vit | 立花証券e支店より取得した株価データで仮想インストールを行います。最新の気配値も利用できます。 ※要:立花証券e支店の口座情報 ※/runと併用して利用します ■構文 /vit |
/kt | 立花証券e支店より取得した最新の気配値を利用した検証を行います。 ※要:立花証券e支店の口座情報 ※/runと併用して利用します ■構文 /kt |
/kep |
自動実行後にイザナミを終了させないオプションです。 ※/runと併用して利用します /runをつけて実行すると負荷軽減のために銘柄リストの読み込みをせずに動作しますので、銘柄リストを再度読み込みさせるには、一度お知らせ画面まで戻ってから「開始」ボタンを押して下さい。 ■構文 /kep |
/upd | 株価データの更新のみを行います。 ■構文 /upd |
/lst |
銘柄一覧を指定フォルダに銘柄一覧.csvという名前でCSV出力します。 ■構文 /lst <出力先フォルダ> |
バッチファイル例
仕掛け禁止リストも別途指定して
「 c:\output\<戦略名>\<日付>」フォルダに最終日シグナルだけ出力の例
rem 日付定義
Set DATEYMD=%date:~-10,4%%date:~-5,2%%date:~-2,2%
rem 順張り1のシグナル出し
mkdir c:\output\順張り1\%DATEYMD%
"C:\Program Files (x86)\izaneo\izaneo.exe" /run c:\戦略\順張り1.str c:\戦略\順張り1.opt
c:\output\順張り1\%DATEYMD% 000000001 /check %DATEYMD% /stp c:\戦略\順張り用.stp
rem 順張り2のシグナル出し
mkdir c:\output\順張り2\%DATEYMD%
"C:\Program Files (x86)\izaneo\izaneo.exe" /run c:\戦略\順張り2.str
c:\戦略\順張り2.opt c:\output\順張り2\%DATEYMD% 000000001 /check %DATEYMD% /stp c:\戦略\順張り用.stp・・・
※この例だと何かしら株価データの更新で失敗したら、シグナル出しは行われません。
解説 /run
バックテスト&最適分散投資を実行して検証結果CSVを出力します。
izaneo.exe /run
<バックテスト設定ファイル(*.str)>
<最適分散投資設定ファイル(*.opt)>
<出力先フォルダ>
[オプション:出力CSV指定]
例)
izaneo.exe /run test1.str test2.opt c:\output 000000001
test1.strとtest2.optで検証した結果をc:\outputに出力します。
サーバー上に最新の株価データがあれば受信してから検証をします。
オプション:出力CSV指定
9桁の数字で出力する情報を指定します。1にしたタブのCSVを出力します。
↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。
3桁目は出力するCSVが無いので無視しています。
このオプションの指定がない場合111100001として処理されます。
解説 /check
株価データチェック指定です。指定日以降の株価が存在する場合のみ実行します。
※/runと併用時のみ有効です。
/check <日付YYYYMMDD>
例)
izaneo.exe /run ... /check 20150401
2015/4/1以降(4/1含む)の株価がなかったら何もしないで終了します。
解説 /savgrp
検証結果を保存する保存グループ名を指定します。この指定がない場合検証結果は保存されません。
※/runと併用時のみ有効です。
/savgrp <保存グループ名>
例)
izaneo.exe /run ... /savgrp 自動保存グループ
保存グループ名が存在しない場合自動的に作成されます。
このオプションではディスクの空き容量のチェックは行いませんので、イザナミの設定データ保存先のあるドライブ(標準ではCドライブ)に十分な空き容量があることを確認の上ご利用下さい。
設定内容にもよりますが1つの検証結果を保存すると100-200MByte以上の容量を使用します。
解説 /stp
最適分散投資で利用する仕掛け禁止銘柄リスト(*stp)を指定します。
※/runと併用時のみ有効です。
/stp <仕掛け禁止銘柄リスト(*.stp)>
例)
izaneo.exe /run ... /stp d:\仕掛け禁止銘柄リスト.stp
最適分散投資ファイル(*.opt)を読み込んだ後、仕掛け禁止銘柄リスト.stpを読み込んでから検証を行います。
解説 仕掛け禁止銘柄リスト(*.stp)の作り方
最適分散投資の仕掛け禁止銘柄タブから保存します。
↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。
解説 /vi
株価データの仮想インストールを行いつつ検証します。
(/runと併用時のみ有効)
/vi <csvファイル(*.csv)>
例)
izaneo.exe /run ... /vi d:\zaraba.csv
こちらの例ではd:\zaraba.csvを最新日付の株価データとして読み込んで検証します。
ザラ場の四本値+出来高データを利用したシグナル出しを行う場合に利用します。
「株価データの仮想インストール」の詳細についてはこちらの解説をご覧ください。
解説 /vit
仮想インストール(立花証券)を行いつつ検証します。
(/runと併用時のみ有効)
例)
izaneo.exe /run ... /vit
立花証券e支店から最新データを受信して最新日付の株価データとして読み込んで検証します。
ザラ場の四本値+出来高データを利用したシグナル出しを行う場合に利用します。
「株価データの仮想インストール」の詳細についてはこちらの解説をご覧ください。
以下指標も利用可能になります。
・買い気配値(価格)
・買い気配値(種類)
・売り気配値(価格)
・売り気配値(種類)
解説 /kt
立花証券e支店より最新の気配値を取得して検証を行います。
(/runと併用時のみ有効)
例)
izaneo.exe /run ... /kt
ザラ場の株価は取得せず、気配値のみを取り込んでシグナル出しを行うときに利用します。
以下指標が利用可能になります。
・買い気配値(価格)
・買い気配値(種類)
・売り気配値(価格)
・売り気配値(種類)
使用例:
・前場開始直前→「気配値取得して開始(立花証券)」(/kt)で気配値のみ追加してシグナル出し
・後場開始前(当日株価も考慮した後場仕掛け戦略の場合)→
「株価データの仮想インストール(立花証券)」(/vit)でザラ場株価+気配値を追加してシグナル出し
解説 /kep
自動実行後にイザナミを終了させないオプションです。
/kep
例)
izaneo.exe /run ... /kep
解説 /upd
株価データの更新のみを行って終了します。
/upd
例)
izaneo.exe /upd
解説 /lst
銘柄一覧を指定フォルダに銘柄一覧.csvという名前でCSV出力します。
/lst <出力先フォルダ>
例)
izaneo.exe /lst c:\listoutput
解説 /cs
簡易チャートサーフィンモードで起動します。銘柄コードをリストしたファイルを指定することで、その銘柄のみの特殊なチャートサーフィンモードで起動します。
(要拡張ライセンス。事前にオプションで外部サイト設定を行っておく必要があります)
起動が速く、銘柄の情報を横断的に確認できるので使いこなすとかなり強力な武器になります。
/cs <銘柄コードをリストアップしたテキストファイル/csvファイル>
指定するファイルのサンプル
簡易チャートサーフィン画面
例)
izaneo.exe /cs c:\code_list.txt