ユーザー定義とは、指標を自由に組み合わせて、独自指標を作成する機能です。
● 画面説明
● 設定画面
● 注意事項
● 関連リンク
ユーザー定義の概要
ユーザー定義とは、指標を自由に組み合わせて、独自指標を作成出来る機能です。環境データから読み込んだデータをユーザー定義で加工して、バックテストの仕掛けや手仕舞い条件に組み入れることも可能です。
ユーザー定義を有効にする手順
画面説明
↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。
項目 | 詳細 |
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読み込み | ユーザー定義(.uid)のみ読み込みます。 バックテスト全体の設定ファイルから読み込む場合、 「設定の読み込み(ファイル)」をクリックします。 |
保存 | ユーザー定義のみファイルに保存します。 バックテスト全体の設定ファイルを保存する場合、 「設定の保存」をクリックします。 |
上移動 | 選択するユーザー定義を1つ上に移動します。 |
下移動 | 選択するユーザー定義を1つ下に移動します。 |
ユーザー定義リスト | ユーザー定義の一覧です。 チェックを入れている売買ルールが検証対象です。 検証はリストの上から順に行います。 ダブルクリックで名称変更が可能です。 |
追加 | ユーザー定義を新規追加します。 |
コピー | 選択するユーザー定義をコピーします。 |
削除 | 選択するユーザー定義を削除します。 |
ショートカットキー
キーボードでの操作方法です。
キー | 詳細 |
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Deleteキー | 選択するユーザー定義を削除します。 |
設定画面
↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。
データ[A]とデータ[B]をそれぞれ選択
「選択」「データ選択」から、比較する指標を選択します。
計算式
計算方法を選択します。
項目 | 詳細 |
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A+B | 足し算した値を使用します。 |
A−B | 引き算した値を使用します。 |
A×B | 掛け算した値を使用します。 |
A÷B | 割り算した値を使用します。 |
A÷Bの余り | 割り算した余りを使用します。 |
大きい方 | AとBの大きい方を使用します。 |
小さい方 | AとBの小さい方を使用します。 |
幅(範囲) | AとBの範囲を使用します。 ※「A-B」あるいは「B-A」 |
幅(Tick) | AとBのTick単位での範囲を使用します。 ※「A-B」あるいは「B-A」 |
中間値 | AとBの中間値を使用します。 |
AとBの乖離率 | AとBの乖離率を使用します。 |
Aのみ使用 | Aのみを使用します。 Bは使用しません。 |
絶対値(Aのみ使用) | Aの絶対値を使用します。 Bは使用しません。 |
AをB%加算 | AにB%加算した値を使用します。 |
AをB%減算 | AにB%減算した値を使用します。 |
Aの平方根 | Aの平方根を使用します。 Bは使用しません。 |
Aの対数 | Aの対数を使用します。ExcelのLog関数と同様です。 Bは使用しません。 |
AからBまでの営業日数 |
※要拡張ライセンス(将来無期限ライセンスのみにも開放) 指標「日付」などのyyyymmdd形式の数値をAとBに設定することで、営業日単位で何日の差があるかを計算します。 yyyymmdd形式ではない数値をいれると計算失敗となります。 決算発表日までの日数計算などに使えます。 |
A+B営業日 |
※要拡張ライセンス(将来無期限ライセンスのみにも開放) 指標「日付」などのyyyymmdd形式の数値をAに設定することで、営業日単位で日付を加算します。 Aにyyyymmdd形式ではない数値をいれると計算失敗となります。 計算できる未来の営業日の最長は+99日です。それ以上の日付になる場合は計算失敗となります。 |
AーB営業日 |
※要拡張ライセンス(将来無期限ライセンスのみにも開放) 指標「日付」などのyyyymmdd形式の数値をAに設定することで、営業日単位で日付を減算します。 Aにyyyymmdd形式ではない数値をいれると計算失敗となります。 |
計算結果の値は、小数点付きデータとして扱う
ユーザー定義で「比較/計算/表示」等を行う際、小数点付きデータを使用するかを設定します。有効にしない場合、小数点以下の切り捨てを行い、整数値として扱います。
期間集計方法
計算結果を期間集計する場合、計算方法を選択します。
計算方法 | 詳細 |
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移動平均 | 計算期間で指定した日数の移動平均を算出します。 |
平滑移動平均 | 計算期間で指定した日数の平滑移動平均を算出します。 |
加重移動平均 | 計算期間で指定した日数の加重移動平均を算出します。 |
標準偏差 | 計算期間で指定した日数の標準偏差を算出します。 |
最大 | 計算期間で指定した範囲に現れた最大値を算出します。 |
最小 | AとBの大きい方を使用します。 |
中間値 | 計算期間で指定した範囲内で、最大値と最小値の中間値を算出します。 |
幅(範囲) | 計算期間で指定した範囲内で、最大値と最小値の幅(最大値−最小値)を算出します。 |
合計 | 計算期間で指定した期間の合計を算出します。 |
正の時だけ合計 | 計算期間で指定した期間の正の値だけの合計を算出します。 |
負の時だけ合計 | 計算期間で指定した期間の負の値だけの合計を算出します。 |
順位(大きい) | 指定計算期間内で何番目に大きい値かを算出します。 |
順位(小さい) | 指定計算期間内で何番目に小さい値かを算出します。 |
中央値 | 指定計算期間内の中央値を算出します。 |
最頻値(小優先) | もっとも出現頻度が多い値を算出します。最頻値が複数あるときに小さい値を優先します。 |
最頻値(大優先) | もっとも出現頻度が多い値を算出します。最頻値が複数あるときに大きい値を優先します。 |
売買ルールの仕掛けや手仕舞い条件への利用方法
売買ルールの仕掛けや手仕舞い条件に組み込むとき、条件パレット「選択」「特殊データ」で「ユーザー定義」を選択することで、ユーザー定義を売買ルールに組み入れることができます。
「画面解説」
項目 | 詳細 |
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種類 | 「ユーザー定義指標」を選択します。 |
データ | 利用するデータを選択します。 |
注意事項
・ユーザー定義で設定した計算を行っている途中で、値が2,147,483,647(21億)を超えるときは計算結果に異常が出る場合がありますのでご注意ください。
・ユーザー定義ルールの名称を変更した場合は、仕掛け条件で新しいユーザー定義ルールの名称を指定し直してください。(古いユーザー定義ルールの状態では検証結果がゼロになりますのでご注意ください)
関連リンク