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チュートリアル − 指値/逆指値を使う際の注意点
利益を伸ばしながらの手仕舞いについて
バックテスト設定の取引終了条件で、「指定値(%Tick円)で(指値/逆指値)注文する」条件を利用すると、指値/逆指値の指定ができます。

しかしながら、指値の利用につきましては以下の注意事項があります。
 
  1: 「イザナミ」では場中の株価データを持っていないので、4本値で指値判定を行う
  2: 4本値の高値/安値は、時間的にどちらが先なのか判断できない
  3: バックテスト処理は、取引終了条件の条件を上から順に判断していく
 

以下に設定例と注意事項を紹介します。
 
一番単純なパターンで、上下5%の値幅に指値注文する設定です。


まずここで注意しないといけない事は、上でも紹介しましたが、
 
  「バックテスト処理は、取引終了条件の条件を上から順に判断していく」
  「4本値の高値/安値は、時間的にどちらが先なのか判断できない」
 
という事です。
 
例えば、建て値が1000円の銘柄で上下5%の値幅で指値注文を出し、寄り付きの10分後に−5%の安値(950円)をつけて、その後反転上昇し+5%の高値(1050円)をつけた取引があるとします。
 
現実世界での取引では、寄り付きの10分後の−5%の安値(950円)で約定します。
 
しかしながら、上記の取引終了条件の設定では、1行目から順に条件が判断されるので、+5%の高値(1050円)で約定した事になります。
 
 
このように値幅の大きな日は、1行目の指値と2行目の指値の両方にhitする場合があり、時間的にどちらが先なのか判断できずに、現実と異なった結果になる場合があります。
 
これは、場中の株価データを持っていない「イザナミ」では判断できない事ですので、指値をご利用する際には注意してください。
 
 
次の2つの設定は「寄り引け型のデイトレシステム(指値付き)」の設定です。
 
■ A:


■ B:


これらの設定は一見すると、同じ結果になるような設定に見えますが、異なったバックテスト結果になります。
 
まずここで注意しないといけない事は、
 
  「バックテスト処理は、取引終了条件の条件を上から順に判断していく」
 
という事です。
 
Aの条件は、1行目に経過条件(1日)が指定されているので、2行目以降の指値条件がまったく機能しない条件設定になります。
 
ですので「寄り引け型のデイトレシステム(指値付き)」ではなく、ごく普通の「寄り引け型のデイトレシステム」となります。
 
Bの条件は、1行目と2行目に指値条件がきているので、指値条件の判断後に3行目の経過条件(1日)の判断が行われます。
 
ですので「寄り引け型のデイトレシステム(指値付き)」となります。
 
「寄り引け型のデイトレシステム(指値付き)」を使う際は注意してください。

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